2010-01-01から1年間の記事一覧
前に読んだ「ゲーム理論の思考法」より突っ込んだ感じだけど、算数ぽくなくて読み物系だと思います。わたしが合理的なプレイヤーじゃないのか時々、いやかなり、なぜ?と思ってページを戻ってばかりいる。 『仕事に使えるゲーム理論』
加賀藩の経理帳簿37年分と、四代にわたる世襲経理担当者の手紙から幕末の武士の暮らしぶりや、維新前後の世相がわかるものすごい興味深い本でした。武家社会では武士が小銭数えるのがみみっちくてよろしくない!ということであまり給料のいい仕事ではなかっ…
いろいろと全くやる気が起こらないので読んでみた。けどあまりアタマに入ってこないと思ってたら最後にtwitter用まとめ、カクテルパーティ用まとめ、があってよかった。 大事なのはautonomy, mastery, 目的。ルーチン大嫌いなわたしは自律性はあるほうだと思…
『チャーリーとの旅』のあとに書かれた本でたぶん60年代後半のアメリカとアメリカ人についての文明論。戦前のカリフォルニアの日系人の話や、ネイティブアメリカンのエピソードなど興味深い。 アメリカ人が世界のほとんどの人びとより早く発見したことは、…
文系向け入門としてはけっこういいと思います。 Amazon:『ゲーム理論の思考法』
アラフォーでも手遅れってことはないけどこれから社会に出る若いひとが読んだらいいと思います。アラフォーにはときどき青臭くてつらいけど、ここに書かれているようなことを体験したひとがふえて、特に日本で、starting overがあたりまえのようにできるヨノ…
スタインベックは古典だと思って読んだことなかったのだけど、1902-1968とわりと最近のひとでした。50代後半でプードル(でかいほう)と一緒にトレーラーで3ヶ月かけてアメリカを横断した紀行文。年代でいうと60年代初頭くらいなのだろうか、その頃のアメリ…
アジアって暑いし湿気が多いから全く興味がなかったしいままでもシンガポールしか行ったことない(それも仕事だったし)。でもなんか、いまアジアと北アフリカ行きたい。マレーシアのボルネオ島と、ベトナム、トルコ、モロッコ、チュニジア。ベトナムとモロ…
トマソン系のへんてこ建築がたくさん載ってるのかと思ったらわりと真面目な建築の本だった。現代建築もたくさんあって、パリで紹介されていたものはわたしが訪れた1993年にはないものばかりだった。フランスは田舎がおもしろそう。フェルディナン・シュベル…
今日ヨドバシで羽根のないダイソンの扇風機とロボット掃除機ルンバを見てきた。ダイソンは説明を読んでもどうやって風がおこってるのかよくわからなかったし、ルンバが台の淵からおちないで掃除し続けるのが不思議だった。 映画のマイノリティレポートみたい…
これ、大学で勉強したかった。MBAホルダーたちはこんなことをたくさんのケースを使って身につけているんだろうか?そして企業でマネジメントにおいてほんとにこんな手順で意思決定してるんだろうか?やってないとしたらなぜ? 不確実性のもとでの意思決定っ…
2002年の来日時のシンポジウム(スーザン・ソンタグ、木幡和枝、浅田彰、磯崎新、姜尚中、田中康夫)の彼女の発言は、とてもクリアであいまいな点がなく、力強いものに聞こえる。戦争はそれが避けられない場合というのがある、戦争法を守らず兵士ではない一般…
Generation X形式で、下余白に脚注あり。後ろについてるのよりこっちのほうがわたしは好きだ。この本に関しては、海外のサイトくらいしか脚注読む必要もなかったし、それほど目新しいこともないけどWebメディアの歴史?とアメリカの動向がまとまってると思う…
左脳の物語作成機能と、寝ているあいだもそれをオフにできない、ってところにすごくつかまれた。脳の性差といのもうなずける。最後にでてくる「インテリジェント・デザイン論」ってのは初めてきいたけど本気でそんなことを言ってるひとたちが科学者のなかに…
チェルシーとか地名が出てこないとロンドンが舞台だと気付かないまま読んでしまいそうだ。舞台がどこか想像しながら読むのが楽しいんだけど。アパートやドラッグストア、ライブハウス、なんかのもっと細かい場所は想像できた(Bootsはほんとうにたくさんあっ…
イントロがキャッチーだし、3、40分で読めるので会社のひとに読んでほしい。会社の目標設定なんかもこのコミットメントリストなんだけど、進捗率で書かせるのではなく、何日の遅れ、ってところがいいと思う。 [すごい会議の手順] 自分自身のうまくいって…
やっぱりリーチ、濱田、河井の陶芸時代っていうのがあったんだ。そこに美学者の父宗悦がいて、またちょっとエキセントリックな感じの母親のエピソードなどとても興味深く読んだ(そしてご本人はとっても男前)。デザイン観については厳しく繰り返してたけど…
大学のゼミの先生(当時は教授とかなじゃくて講師だった)のレギュラークラスが農業経済学で、ときどき日経新聞に記事を書いてたりしてた。1限だったしまったく人気のなさそうなクラスだったけど、ゼミでは文系学生相手に熱心に確率統計を教えてくれたいい先…
会社がIP phoneになってからシンガポールからの電話がかかってくる機会が増えた(メールは減った)のでこの機会にまたちゃんと勉強しなくちゃ、と思って借りた。たぶんすごいいいことが書いてある。けど全部読めなかった。また今度借りよう。 Amazon: 『科学…
運用会社、純資産、リターン(3年、5年)、標準偏差(3年、5年)、シャープレシオ(3年、5年)、販売手数料、信託報酬等、組み入れ銘柄数*、売買回転率*、デュレーション**などをマトリクスにして検討するとよいらしい。 *は株式投資型、**は債券投資型。 し…
各章のはじまりは物語っぽいけどその後は少々難しいことが多かった。FXとかETFくらいはなんとなくわかったけど、オプションとかコルレスとかは理解できなかった。コタ・キナバルとかケイマンはこの前会社のファイナンスのひとが飲んで語ってたなー。ロンダリ…
NY Daily Newsによると The famously reclusive author of "The Catcher in the Rye," who died Wednesday at 91, was said to stack unpublished manuscripts in the safe of his home in Cornish, N.H. とあるのでこれから読めるようになるのが出てくる可…