exlibris

Whatever you do, Whatever you say, Yeah I know it's alright

2009-01-01から1年間の記事一覧

『東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・キーワード編 』

読む順番間違えた!最初と最後が難しかったけど、「ブルース」と「ダンス」は理解できたようになっちゃうところが怖い。これで東大生はどんなレポート書くんだろうか。 Amazon:『東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・キーワード編 』

『CDは株券ではない 』

市中で聞こえてくる音楽CDの売り上げ枚数を予測するならとりあえず3万枚と言おう。これおもしろいのにアマゾンでもう売ってないんだー。最後に対談してる細野なんとかという人の経済本は読んだことあるけどなんかうさんくさかったぞ。 Amazon:『CDは株券では…

『歌舞伎町のミッドナイト・フットボール―世界の9年間と、新宿コマ劇場裏の6日間』

歌舞伎町って外国だ。 Amazon:『歌舞伎町のミッドナイト・フットボール―世界の9年間と、新宿コマ劇場裏の6日間 』

『ユリイカ』2006年4月号 特集=菊地成孔 正装の、あるいは裸の

山下洋輔親分との対談が最高。「全冷中」についてはここで知った。 2009年12月号ではタランティーノ 『イングロリアス・バスターズ』の衝撃というのでも文章書いてるんだ。立ち読みしよ。 Amazon:『ユリイカ2006年4月号 特集=菊地成孔 正装の、あるいは裸の …

『ささやかだけど、役にたつこと』

ずっと本棚にあったのに読んでなかったのか、どれも初めて読んだような気もするし、読んだことあるような気もする(というのは他の短編集とかぶってるから?)親とか離婚とかお金とか、老いとか悲しみとか、いつのまにかここに書かれてるような事柄がしっく…

『思考の整理学』

いいヒントはいっぱい書いてあるんだろうけど実践できないという点ではマインドマップと同じか。気心がしれてるけど、なるべく縁のうすいことをやってるひとが集まって現実離れした話をするとセレンディピティが起こるかも、ってのを期待して年末のいろんな…

『スペインの宇宙食』

冒頭はピンチョンの「ヴァインランド」みたい!って思ったら、あれはボリス・ヴィアン風なの?後半の段組みのところはうまいものが食べたくなる。どんなも調理法なのかわからない名前のついた料理ばっかり。 Amazon:『スペインの宇宙食 』

『1Q84』

サハリンと牛河がでてきてうれしかったし、アンダーワールド良かったと思ってるから、悪くないんだけど、失われてるって百回以上いわれてももうなにも感じなくなっちゃったのかもしれない。もうちょっと若いときは失われるってどんなことかわりたかったんだ…

『ザ・マインドマップ 』

期待してよんだんだけどわかんないやー。やってみないとダメなんだろうけど、なにがダメでなにがヨイのかよくわからん。 Amazon:『ザ・マインドマップ 』

『バフェットの財務諸表を読む力』

財務諸表の読み方本を何冊読んだろう。だいぶわかってきたような気がする。そろそろ財務諸表を読まないとな。 「絶対確実でないものに、バフェットは興味を示さない」っていったって、ブラックスワンはいるんでしょ?保有するバークシャー・ハサウェイ株は64…

『チェンジ・ザ・ルール』

図書館の前でもってけーってなってたのでもらって帰って読んだ。サプライチェーンのシステムを覗いてるいまのわたしには、インターネット以前の話だけどけっこうおもしろかった。『ザ・ゴール』を読んだずっと昔よりは製造のことも流通のこともわかってる自…

『成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男 マクドナルド創業者 』

物語を読んで感動したりしたいのに、結局こんな本を読んだ。50歳をすぎてマクドナルドを起業したひとの話だ。問題解決こそが仕事というのはよい気がする。そこにマネジメントが入らないんだったら一生やっていたいくらいだ。 自分の問題解決はなんにもできて…

『ブラック・スワン―不確実性とリスクの本質』

ガウス分布のベル型カーブを疑え。確率は簡単に計算できない。おおざっぱに正しいことを目指す。 まるっと読み返すことはないと思うけど本棚に置いておきたい感じではある。エーコの本棚のことを考えながら。 Amazon:『ブラック・スワン―不確実性とリスクの…

『 臆病者のための株入門』

橘玲さん、ヒマだったからと自分でプログラムつくったり、実践してるところがおもしろかった。難しい言葉を簡単に言い換えてくれてたりしてるので理解もしやすかった。こうすればいい、って結論づけてるところもいいと思う。自分はそうしてないけど、って言…

『株の原則』

読んだ直後はなるほどーと思ったけど、だいぶ前のことでもうなんだか忘れちゃった。 Amazon:『株の原則』

『財務3表一体分析法 「経営」がわかる決算書の読み方』

『財務3表一体理解法』のほうは学校でビジネスプランのときにガッツリ読んで付箋だらけだ。でもこっちの分析編をいきなり読んでわかんなかったからまた読み直した。そのときはスルスルと読めた。理解法のほうもあの一体分析の図をかけば理解しやすくなるんだ…

『アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝 』

第一の感想は、55歳のWozさん、やりたいことまだあるのかなあ、ということ。作りたいもの作って、フェスやって、文化事業にお金だして、教育やって、なんか終わっちゃってるんじゃないかってこと。 エンジニアじゃないとわかりづらい部分も多いけど、いまや…

『ザ・ロード』

最初に断っておくと虎舞竜じゃないよ。コーク・マッカーシーだよ。 まだ半分しか読んでないんだけど、状況描写が読みづらくて、内容も日曜の晴れた朝にベッドの中で読むにはしんどい。しばらく読み続けて『最後の物たちの国で』を思いだしたけどあれも最後ま…

『東京するめクラブ 地球のはぐれ方』

ワイキキで紹介されてるところ、4ヶ月いたのにいっこも行ったことなかったよ。多々戸へ行くたびに通る熱海のアカオリゾート、そとから見てびっくりしてたけど中もすごいんだな。熱海はこのときの取材ではゴーストタウンみたいに書かれてるけど、最近土曜日の…

『柴田さんと高橋さんの小説の読み方、書き方、訳し方 』

高橋さんって大江健三郎信仰強すぎで苦手なんだよね。柴田さんが距離おいてる感じが伝わる対談だった。 Amazon:『柴田さんと高橋さんの小説の読み方、書き方、訳し方 』

『ライフ・アフター・ゴッド』

ちょっと古い本だからかもしれないけど、ありふれた喪失感のそのあとの希望については描かれていないように思う。ダグラス・クープランドには失われてしまった僕らでも川は流れ続けるってだけじゃなくて、マイクロサーフスみたいなすこしばかりの明るい光を…

『さくらんぼの性は 』

ジャネット・ウィンターソン祭りです。このひとの書く女たちはどうしてこんなに美しいんだろうと考えて、また灯台守の話を思い出しました。他人の真実にはなれないから、自分と愛するひとにはほんとうのままでいろ、とかそんなピューの言葉。ジョーダンのイ…

『灯台守の話』

すげーよ、ジャネット・ウィンターソン。明日あたしが死んだら棺桶にはこの本をいれてください。 Amazon:『灯台守の話』

『予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」』

はじめに、でけっこうつかまれます。もくじ紹介します。 1章 相対性の費用 なぜあらゆるものはーそうであってはならないものまでー相対的なのか 2章 需要と供給の誤謬 なぜ真珠の値段はーそしてあらゆるものの値段はー定まっていないのか 3章 ゼロコストのコ…

『クロアチアの碧い海』

「クロアチアってどこ?」「イタリアの東」「イタリアでいいじゃん」 って会話2回くらいした。情報少なめで行ってこようと思いますが口コミのたれ込みはお待ちしております。 Amazon:『クロアチアの碧い海 』 Amazon:『クロアチア/スロヴェニア/ボスニア・ヘ…

『文字の都市―世界の文学・文化の現在10講』

今日は二組のしあわせな家族と過ごした。 先週は家族との確執をうちあけた友人がいた。 現代アメリカの作家たちが執着しているテーマが家族で、わたしはそんなのを好んで読んでいるわけだけど、古いドラマに出てくるみたいな父親を中心とした家族なんてのは…

『Lucie Rie ルーシー・リーの陶磁器たち』

いい顔のおばあちゃんでしょ。バーナード・リーチに認められた陶芸家。美しい色合い、溶岩みたいな肌、不安定そうなかたち、どれもすごく魅力的でぜひ実物を見てみたい。 Amazon:『Lucie Rie ルーシー・リーの陶磁器たち 』

『数学ガール』

ミルカさんにはついていけるわけなく、テトラちゃんならいけてたのに、 任意の実数Mに対して、正の整数nが存在し、式 M ってとこで挫折した。くやしいので高校のときの数学の問題集出してた会社の参考書買って因数分解から勉強中。 Amazon:『数学ガール 』 A…

『サプライチェーン経営入門 』

お仕事のために。おもしろいっちゅう本じゃないけど一応ね。 全然別の本の話をしよう。『竜馬がゆく』って男子はたいてい読んでるよね。あたしも5年くらい前にSから借りて7巻まで読んで、テレ東かなんかが12時間ぶっとおしでやるドラマ見て、もう最後は中岡…

『オレンジだけが果物じゃない』

女の子は14歳になったらライ麦じゃなくてこっちを読めばいいと思う。 わたしは男の人を敵と思ったことはなかった。思う必要もなかった。教会の女たちは、みな強くて有能だった。権力なら、わたしはムッソリーニを満足させてお釣りがくるぐらい持っていた。 …