exlibris

Whatever you do, Whatever you say, Yeah I know it's alright

2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『あの川のほとりで』

ケッチャムは間違いなくヒーローで、レディスカイも主人公を救ってくれる。世界は暴力だらけで熊は繰り返し現れてガープの世界に戻るのかと思ったら、最高にディケンズ的な第一節がリフレインする。わたしが一番感情移入するのは間違いなくシックスパックな…

『自己啓発の時代』

もっといくらでも面白く書けそうなものをなぜこんな論文みたいな書き方してんだろ、と思ってあとがきを読むと、筆者があえてそうしたことを「楽屋落ち」と書いている。 わたしも七つの習慣読んだりはしたけど、勝間さんはとうとう一冊も手に取らなかった。も…

『歴史を考えるヒント』

中沢新一のおじさんで、左翼で、網野史観とか呼ばれてるマイナー歴史家、っていう程度しか認識してなかったけど、この本はとても読みやすくて、とくにケガレに対する考え方の部分がとても興味深かった。 「日本」っていつからできたか、みたいな話をネトウヨ…

『美味しさの常識を疑え! 強火をやめると、誰でも料理がうまくなる! 』

理屈っぽい料理好きな男性にはうってつけの本だと思う。火加減については、魚焼きグリルにいれて使うダッチオーブン使ってるとなんでもうまいのでこの理屈は正しいに違いない。プロのキッチンとは五徳の高さが違うってのもなるほど。できあがり重量をいちい…

『空間の経験』

面倒くさいから閉所恐怖症と言ってしまうけど、広場恐怖症とかパニック障害を患っている。10年くらい前から窓のない狭い空間や満員電車にいられない。地下やトンネルも苦手だ。原因は満員電車で酸欠みたいになったことがあってからだ。 帰る場所というのも、…

『人生の「お荷物」を捨てる方法』

断捨離ライフハック系の本かと思って手に取ったら全く違うものでした。 ほんとうに弱ってるときは、がんばらなくていいんだよ、というこのメッセージに救われるかもしれないけど、国が施す教育が悪いとか、年金問題や少子化については政治家が考えればいい問…

『限界集落の真実: 過疎の村は消えるか? 』

田舎があるひとがうらやましいとずっと思っていて、去年訪れた義弟の実家のむつ市あたりがフィールドワークの対象になっていたので興味深く読んだ。 地震前に縁あって訪れた福島の戸渡のことを思い出す。あそこは比較的若い世代もたくさんいたみたいだけど原…

『SURF』

元パタゴニア社員でジェリーとサーフィンしたことある同僚から借りた本。 ハワイから帰ってきて丸4年たった今年、本気でサーフィン楽しくてしょうがなかった。でも寒いの嫌だから早く暖かくならないかなーと思ってる。6日は暖かくて台風のなごりですこし波も…