exlibris

Whatever you do, Whatever you say, Yeah I know it's alright

2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

パラケルススの薔薇

ホルヘ・ルイス・ボルヘス 鼓 直(訳) ボルヘスという名前くらいは聞いたことあったけど、訳者の鼓さんのほうがガルシア・マルケスでなじみがあった。装丁がかっこよくて手にとったけど、4つの短編とロングインタビューからなる中身もすごかった。やはりいつ…

あの夏、ブルー・リヴァーで

文藝春秋 イーサン・ケイニン 雨沢 泰 (訳) うーん。一人称で十代の頃のけっして陽気ではない出来事を回想するように語られても、いまは何も感じない。それでも飽きることなくドーッと読めたのは、もちろん翻訳を読んでいるのだけど、表現が上手なんだろうな…

こころの王国

文藝春秋 猪瀬 直樹 『マガジン青春譜』をだいぶ前に読んで菊池寛にはとても関心がある。けど作品は読んでないなぁ。 これは秘書の女性の告白形式で菊池寛のことが書いてあるんだけど、あの猪瀬さんが女ことばで書いたんだと思うとちょっとヘン。 主人公の住…

お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ

PHP研究所 邱 永漢、糸井 重里 お金のことを考えるっていうのは仕事のことを考えると切り離せないけど、お金のことを先に考えると仕事のことはつまらなくなる。やりたいことで必要なだけのお金が稼げればいいけど、そうやってるひとを見る機会はあまりない。…

ウェイクフィールド / ウェイクフィールドの妻

新潮社 N・ホーソーン 柴田元幸(訳)/ E・ベルティ 青木健史(訳) 1835年のアメリカでホーソーンによって書かれたロンドンを舞台にした10ページほどの短編『ウェイクフィールド』と、ブエノスアイレス(!)生まれのベルティが1999年に書いた『ウェイクフ…

Software Design

技術評論社 久々にお洋服の雑誌でも買おうかと思ったらなぜかこっちをレジに持っていってました。 今、会社でグループウェアの選定やってて、採用されるわけないけど、超気になったのがZimbra。すげーな、Ajaxって。 昔だったらどうやってこういうの作るんだ…