exlibris

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『その数学が戦略を決める Super Crunchers』

結論からいうと期待はずれ。わたしが期待してたのは最終章だけだったかも。

さて、ハイキング中に私は、彼女がこれまでにこのスリーピングジャイアント登山路を何回登ったか、と尋ねた。アンナは「六回」と答えた。私は次に、その推計の標準偏差はいくつかと尋ねた。アンナは「二回」と答えた。それから考え込んでこういった。「パパ、さっきの平均値を八回に訂正したいんだけど」(中略)その数秒の間で、彼女はだまって2SDルールを考えていたのだった。ルールによれば、彼女はスリーピングジャイアントのてっぺんにのぼった回数は平均値を六回とすると九十五パーセントの確率で二回から十回の間となる。そしてここが重要なところだ。何も言われなくても娘は、この範囲が正しいかを経験と記憶だけに基づいて考えてみた。そして明らかに二回以上は登っていることに気づいたのだった。すると数字が直感にあわなくなる。アンナはこの矛盾を、標準偏差の推計値を下げて解決することもできた。だがむしろ、平均値のほうを増やす方が正確だと判断した。平均を八回にあげることで、アンナは自分がこの道を四回から一二回の間だけあるいた確率が九十五パーセントある、と言っているわけだ。

ニューラルネットワークの本も持ってたはずだけど、途中で挫折したような気がする...探そう。

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