ヴィレッジ・ヴァンガードで休日を
新風舎文庫 菊地 敬一
大学生の頃、下北沢のヴィレッジ・ヴァンガードに初めて行ったとき、こんな本屋あり?と思って驚いた。たぶん、「クイック・ジャパン」のバックナンバーかなにかを買って帰ったような気がする。
当時、本屋やりたいなぁ・・・とぼんやり考えていたと思う。
場所は北鎌倉から鎌倉に抜けるあたりで、ガレージみたいなところに現代アメリカ小説とノーマン・ロックウェルとエドワード・ホッパーとベン・シャーンの画集を並べて、冬にはアラジンのストーブ焚いてお客さんとコーヒーとか飲んじゃうような。
その頃は「河童が覗いたヨーロッパ」に影響されて、天井から見下ろしたような店内の絵も書いてたはず(笑
藤沢で本屋やってた人の息子さんから、最近ご両親はお店をたたんだという話も聞いたし、この本のなかにも大変さはたくさん書いてある。まぁ、要はやる気か。
この本の出版社の新風舎もなんだか気になる出版社だ。最近、この会社が社内SE募集しててちょっとだけ気持ちが動いたけど、気持ちを落ち着けて見過ごした。
そろそろ本を読むのをやめて、考えたり行動したりしていかなければ、と思う。