exlibris

Whatever you do, Whatever you say, Yeah I know it's alright

『ルールを変える思考法』

ちょうどこの本を読んでいるときに、著者の川上量生氏が会長をつとめるドワンゴKADOKAWAと経営統合が発表された。新会社名は「KADOKAWA・DWANGO」。で新会社会長にはかわんご氏が就任するらしい。プラットフォーム会社とコンテンツ会社の幸せな結婚なのかもしれないけど、カドカワの本なんて全然読んでないな、と思ってたらなんとこの本が角川EPUB選書という。角川EPUB選書、generation Xぽく、注釈が同じページの下にあるのがすごくいい。紙の質も軽くて開きやすくてとてもいい。 ..ってこれコンテンツもプラットフォームも関係ないじゃん。
『ルールを変える思考法』

『「若作りうつ」社会 』

実際の年齢より上には見られたことないのは自慢でもなんでもなくダメだしされてると自覚して早十年の41歳の春(バカボンのパパと同じ歳)。アンチエイジングに精を出す美魔女という方向性ではないけど、毎週2回ヨガやって3回水泳やってるなんていえば、若さに執着してると認定されても仕方ないだろう。元サブカルチャー好きな郊外育ち、いまは片隅だけどいちおう都内住みだし、自分探しすぎて毒女だし、成熟もしてなければ落ち着いた居場所もない、そりゃ若作り認定だわ、と反省はするけどどこにもロールモデルはいないし。後半の章で書かれているとおり、Jrである我々よりも親たち団塊世代がそもそも「若作りうつ」なんじゃないかと思う次第であります。

『「若作りうつ」社会 』

『脇阪克二のデザイン ―マリメッコ、SOU・SOU、妻へ宛てた一万枚のアイデア』

マリメッコが脇坂さんに与えたインパクトの大きさはいまのSOUSOU見てればなんとなくわかるのだけど、ラーセンの仕事を写真じゃなくて実物をもっと見てみたいと思った。

『脇阪克二のデザイン ―マリメッコ、SOU・SOU、妻へ宛てた一万枚のアイデア』

『昨日までの世界―文明の源流と人類の未来』

領土問題、戦争、子育て、高齢者介護、宗教、多言語教育などの各章を興味のあるところから読んでみたけど、どれも単にニューギニアと西洋文明の比較にとどまらず、でも著者が実際フィールドで経験したニューギニアのエピソードはどれも鮮やかでより興味深い。上巻の戦争の章と下巻の宗教の章は後回しにしてたら、返却期限がきたので読みきれなかった。

 

子育ての章ではアロペアレンティングに触れられていて、30代の初めころコリン・ターンブルの「豚と精霊」読んでコミュニティで子供を育てられるならそうしてみたいと思ってたことを思い出した。

 

加齢に伴う心身の強みと弱みの変化を理解してうまく活用する。熱意、競争心、体力持久力、集中維持力、問題解決のための論理的思考の構築力は低下。加齢とともに向上ー専門分野の知見経験、人間や人間関係の理解力、エゴを抑えて他人を助ける力、複雑な問題解決のための学際的思考の組み合わせ力

 

この高齢者の章を読んでたのは東京都知事選挙の日で、加齢に伴う強みと弱みについて41歳のわたしだっていろんなことが減速してるって思うのにあの高齢立候補者たち(結局66歳の舛添さんが当選した)が今求められるスピードで意思決定して動いていくことができるのか疑問に思う。でも上のような強みを活かしてがんばっていただきたいです。

 

「銃・病原菌・鉄」読む前に新しいのと思ったけどamazonのレヴューでは評価低め、75歳とかになってれば新しいこと発見するより再構築ってなるのかもしれない。下巻の最後の音楽家のエピソードみたいにうまくいくとは限らないのか?

 

『昨日までの世界―文明の源流と人類の未来』

『Cooking for Geeks ―料理の科学と実践レシピ 』

オライリーのMakeシリーズ、おもしろすぎる。図書館で借りた期間に読み切れなかったのでアマゾンで買った。また追記予定。

『Cooking for Geeks ―料理の科学と実践レシピ 』

『ブエノスアイレス食堂』

最近はアマゾンで検索して図書館で予約してばかりだったけど、久々に書架をうろうろして見つけた本。ただし、陽気な南米のレストランの話かと思っていたらカニバリズムの暗黒小説だった。冒頭でクンデラが引用されてるところで気づけよという話だけど。でもレクター博士的なファンタジーで不思議とグロいことはない。同じような名前の先祖や親戚がたくさん出てくるところは百年の孤独みたい。それまでは魚のメニューも多く出て来るのに、最後は当然肉料理のオンパレードになるのだけどお客さんは不思議に思わないのかしら、って突っ込み入れたいところ。

『ブエノスアイレス食堂』