exlibris

Whatever you do, Whatever you say, Yeah I know it's alright

『文化系女子という生き方~「ポスト恋愛時代宣言」!』

女性は男性とは違って、同性にも異性にも感情移入して物語を楽しむ訓練をしてきている、ってところはなるほどな、と思った。役割を変えるおままごとのロールプレイングがそれなんだろう。 理科系という対立軸ならわたしは文科系だろうけど、体育会系という軸なら違うと思っていたけど、この本を読みながらわたしはやっぱり文科系じゃないと思った。教養ないし。

『文化系女子という生き方~「ポスト恋愛時代宣言」!』

『ジェフ・ベゾス 果てなき野望』

スティーブ・ジョブズみたいに亡くなったひとの話でもないので、それほどドラマチックではなく、いろんなサービス立ち上げのときのエピソードが淡々と書かれているのがすごく気に入ってしまった。それだけに、息子がこんな人物だと知らずにいた実父のエピソードが際立って素敵でもあった。

アマゾン社内では、いま、スティーブ・ジョブズビル・ゲイツ、ラリー・エリソンなどと同じようにベゾスも共感の能力が一部かけていて、だから貢献度を考慮することなく消耗品のように社員を扱えるのではないかと言われている。
合意形成を求める自然な感情、「社会的結束」をベゾスはとても嫌っている。だから数字と情熱を武器に議論を戦い抜くことを部下に求め、アマゾンのリーダーシップ14ヶ条にもそう明記している。
気骨を持てー反論し、コミットしろ リーダーには、賛同できないとき、まっとうなやり方で決定に異を唱えることが求められる。そうするのは気が進まない場合や大変だと思われる場合も、である。リーダーは、信念をもってねばり強く行動しなければならない。社会的結束を優先して妥協するなどもってのほかだ。そして、リーダーたる者、最終決定が下されたら、それに全力でコミットしなければならない。

ITの偉人たちと自分をならべるのはおこがましいが、自分の共感力の弱さについてはもう諦めかけてる。社畜ぽいけど、気が進まない場合でも信念を持って、ってところは重要だよな。

最後に出てる愛読書リストも素敵だ。とくにカズオ・イシグロの『日の名残り』、わたしもあの本は大好き。 日本語に翻訳されてないこの二冊が気になる。

『Creation: Life and how to make It』
『Data-Driven Marketing; The 15 Metrics Everyone in Marketing Should know』

『ジェフ・ベゾス 果てなき野望』

『アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために』

仮上司からmid year reviewで、コミニュケーションについて指摘があり手っ取り早く流行ってる本を読んでみたけど、これ読む限りあたしのコミニュケーションには問題はないように思った。シンガポールボスにもコメントを求めたらしいのだけど、she is direct, but i don't mind ってことだったみたいだし。 会社の仲間には言いにくいことだけど、みんなの意見を吸い上げて妥協点を見つけていくのがリーダーの仕事みたいに思ってるひとはたくさんいるけど、数字出してなるべくシンプルな方法を選択していくことのほうが重要だと思うのだけどな。 自己受容、他者信頼、他者貢献ってのがキーワードみたいだけど、あたしは自己受容しすぎなのかもしれない。そして基本的に誰でも信頼するから嘘つかれるとかなり驚く。あとは他者貢献、これをしばらくは頭のなかのわかりやすいところに張り付けておきたい。


『アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために』

『年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学』

  • 高技能労働者と低技能労働者は補完的な関係にあり、高技能の働き手が増えると低技能の生産性も上がる。教育レベルの高い同僚と働くと高い技能を持たないひとの生産性も向上する。
  • 教育レベルの高い働き手がいると、企業は新しい高度なテクノロジーを導入しやすくなる。
  • 都市の人的資本のレベルが全般的に高まると「人的資本の外部性」が生まれる。人的交流がさかんになると知識の伝播が促進される。知識の伝播は経済成長を牽引する重要なエンジンとなる。
  • 日本では法的、文化的、言語的障壁により外国からの人的資本の流入が妨げられてきた。その結果、いくつかのハイテク産業でトップの座から滑り落ちてしまった。
  • 経済のグローバル化が進むと同時に、ローカル化も進んでいる。インターネットが普及しても、才能あるひとが直接触れ合うことによってイノベーションが起きるという傾向は、大きく変わっていない。

日本でも地域格差や地方の自治体消滅なんて問題があるけど、なんかヒントがこの本にある気がする。もっと小さいレベルで会社ひとつとっても同じなんだろうと思う。

『年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学』

『スモールハウス 3坪で手に入れるシンプルで自由な生き方』

3坪で暮らせる自信はあるが、セルフビルド、日本の湿気、犯罪や盗難などの危険、というやっかいさはある。本のなかにあるようなスモールハウスビレッジみたいなものがあればいいのになぁ。 寝太郎さんのブログはほとんど全部読んだ。生きにくいことには共感するけど、ほんとにあの生活やれるのは気力が必要だよな。ナリワイ、made by hand, スエロ、こういう本読みたくなるのってやっぱり今の仕事=生活に疑問を抱いてるからなんだろうけどなかなか実践はできない。ただ環境やエネルギー問題に大声だしたりデモしたりするなら、こういう生活を生きることのほうがマシだとは思う。

『スモールハウス 3坪で手に入れるシンプルで自由な生き方』

『ピエール瀧の23区23時』

いまではディズニーで声優やったりNHKの連ドラや大河ドラマでる俳優だけど、地井武夫さんみたいなこともやってるなんて知らなかったよ。今年で電気グルーヴ25周年、world happinessで見れてよかった!腹出ても、もし禿げてもカッコいいおっさんのひとりだ。

 『ピエール瀧の23区23時』

『スエロは洞窟で暮らすことにした』

原題はthe man who quit moneyなのにパウロ・コエーリョの小説みたいな邦題になってしまっててとても残念。マークボイルの『ぼくはお金を使わずに生きることにした』も読んだ記憶があるのだけど、あの本はマークがサバイバルを楽しみながら書いた自著だった気がする。そに対してこの本は、もともと信仰心の強い家族のもとで暮らしていたり、鬱だったり、ゲイだったり、自殺未遂を起こすほどに苦労しながらも、スエロが穏やかにお金を使わずに暮らすようになるまでのポタージュなのだと思う。もう五十代半ばのスエロに最後にどんな風に死んでいくのかを尋ねていない点が物足りなかった。 この冬に行ったボルダーは1980年代ニューエイジの都だったと書いてあった。たしかにデンバーとは違った西海岸のような雰囲気を感じる場所だった。ユタ、コロラド、アリゾナ、ニューメキシコの砂漠地帯に行ってみたい。
『スエロは洞窟で暮らすことにした』