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exlibris

Whatever you do, Whatever you say, Yeah I know it's alright

『共感する女脳、システム化する男脳』

いろいろ衝撃的だった。文化的社会的性差以外に、生物学的に性差があるなんて。
巻末にあるEQSQテストでは、わたしは共感力がかなり低めでシステム化力は日本人男性の平均のちょい上くらいだった。小さな子供だったころ、友達と人形遊びをしていても、どちらかというと建築家やインテリアデザイナーのように箱を作り上げることが好きで、そのあとのロールプレイにはあまり関心がなかった記憶もある。中学生くらいになると、父からは数学や物理を勉強しろと、から母親にはひとにもっとやさしくしなさいと言われ続けていた。しかし数学はできないまま文系卒だし(でもなんとかシステム化することを仕事にしてる)、でも男脳に強くあらわれるといわれる組織をコントロールすることにはまったく関心がない。そして子供のころから物語を読むのが好きなのに、無駄なおしゃべりが苦手で、誰とでも軽口を叩いてコミュニケーションするひとたちにあたふたしてしまう。
人差し指より薬指が長いひとはいわゆるシステム脳だ、なんて血液型占いくらい信憑性のない話だと思っていたら胎児のときのホルモンの浴び方で指の長さに傾向があって男性は薬指のほうが長いらしい。と思って自分の手をみるとやっぱり薬指が長い。っていうか、人差し指のほうが長いひとなんているの?って思ったくらいだ。
システム化が極端に強く出る傾向にあるひと(自閉症アスペルガーがそうらしい)でも社会性は要求されるのに対し、共感力が極めて高くシステム化力が低いひとというのは社会的に生きにくいことは少ないので病例としてないという。しかもこのS(システム化力)とE(共感力)はゼロサム傾向にあるらしい。
どおりでいろいろ生きにくいわけだな、と思う。そしてセクシャルマイノリティのひとに強いシンパシーを覚える。こんな自分だから偏見は少ないほうだと思っていたけど、システム化傾向が強くでると他人のことを受け入れないというのも極端な男脳の傾向らしいので気をつけていかなければならない。
なぜこの本を読んだかというと、勉強会でディスカッションをリードする役を引き受けたためです。「男脳と女脳」という議題でシステム屋ばかりで話し合います。緊張するけどちょっと楽しみではある。
『共感する女脳、システム化する男脳』