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Whatever you do, Whatever you say, Yeah I know it's alright

『すごい会議』

イントロがキャッチーだし、3、40分で読めるので会社のひとに読んでほしい。会社の目標設定なんかもこのコミットメントリストなんだけど、進捗率で書かせるのではなく、何日の遅れ、ってところがいいと思う。

[すごい会議の手順]

  1. 自分自身のうまくいっていることを紙に3つ以上書く
  2. 会議の参加者に「うまくいっていること」を3つ以上書いてもらい、それを発表してから会議を始める
  3. 「X年Y月Z日までにー(測定可能なこと)を達成することによってー(精神的な意味合い)となる」という文章を5秒で書く
  4. この会議で得たい成果を紙に書いて発表してもらう
  5. 望む成果を得るために、マネージすべきことをリストアップし、誰を呼べば一番うまくいくのかのリストをつくり、参加者への期待を明確にして招待す
  6. 達成の障害となっている問題や懸念を書き出し、それらを「どのようにすればー」のかたちに書き換える
  7. 「言えない問題はなにか」を書いてから、「どのようにすればー」のかたちに書き換える
  8. 「あなた自身のひどい真実はなにか」の答えを書いて発表してもらう
  9. 「戦略的フォーカス」を参加メンバー全員で創り、合意し、約束する
  10. 戦略的フォーカスにニックネームをつける。それを達成するのに、必要不可欠な担当分野を6程度決める。グループで行う場合は、全員が別々にこれを書き込み、その後に、全員で、1つの図にまとめる。どんな担当分野が必要か全員が考えることで、単なる現行の担当分野以外で、どんなことが必要かがみえてくる。それができたら戦略的フォーカスを達成するのに、一番効果的な担当者を決める
  11. コミットメント・リストに各担当者のコミットメントを記入する。コミットメントの進捗を最低1週間に一度チェックするしくみを合意しておく(「毎週月曜日8AMー15分ミーティングを行う」等)
  12. 「いまから一ヶ月以内に、自分の起こす一番おおきなインパクトはなにか?」を各自か書いて発表する

問題解決へのアプローチ

  1. 問題を「どうすれば・・・できるか」というクイズ形式にする。会議の議題もこれが使える
  2. 現時点での状況を10分程度で15程度あげる。「わたしの主張では」と始めると自分と違うオピニオンでも反感が起こりにくい
  3. 提案。ここでも「わたしの提案は」で始めると背反する意見との不必要なディスカッションが起こりにくい
  4. アクションを起こすのが適当なひとに「XさんがYまでにZといったアクションを起こしてください」とリクエストする。あるいは自分で約束する。

コーチとしてすることというのはこの3つ。

  1. リクエスト
  2. それができる雰囲気づくり
  3. 確認の質問

Amazon: 『すごい会議』

使えると思ったのが辞表の書き方。

わたしchimayは一ヶ月後のX月Y日をもって退職させていただきます。

理由は

ーマネジメントの意思決定に十分参加できていないこと

ーわが社の資金がもう少しで底をつきそうなこと

ー資金を得たとしても自分の持っている株が0.5%しかないこと

もし1ヶ月以内に上記の内容が是正されるのでしたら、ぜひこの会社を辞めずに働き続けたいと考えております。