『文字の都市―世界の文学・文化の現在10講』
今日は二組のしあわせな家族と過ごした。
先週は家族との確執をうちあけた友人がいた。
現代アメリカの作家たちが執着しているテーマが家族で、わたしはそんなのを好んで読んでいるわけだけど、古いドラマに出てくるみたいな父親を中心とした家族なんてのはない、ってところから始まってるからなのかと思う。それでも子供は父親を探し続けてる。
この前まで大好きなはずのアーヴィングの『また会う日まで』を読んでたけど、上巻の途中でやめた。ぜんぜんおもしろいと感じないのだ。
わたしはもう父親を探してなくて、自分が家族をもつということをあきらめ<かけ>ている。