exlibris

Whatever you do, Whatever you say, Yeah I know it's alright

『おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 』

Life is beautifulの中島さんの本。アスキーでなにしたか、なぜミカカを辞めてMSKKに参加したか、そしてMS本社で何をしたか、そしてGoogleの誘いを蹴って起業したか、なんてことが(自慢と言い訳をまじえて)書いてある。スティーブ・ジョブズが「おもてなし」上手だったからソニーに勝ったのか?そこはよくわかんなかった。スーツとギークについて話すときに、MOT(Management of Technology)あたりが出てくのかなー、なんて思っていたけどやっぱりアメリカのスーツはCSとMBAの両刀があたりまえのようだ。

中島さんのいいところはいまだにプログラミング自分でするところだけど、ブログはきれいごとすぎて時々どうかと思う。Redmondにいたときは、Bellevueにある中島さんの会社の噂話みたいなのもちらほら聞こえてはいたけど、実際のビジネスなんてきれいごとだけじゃないんだろうな。ベンチャー企業のexitとして、あと自分がGoogleにjoinしなかった理由として自分の会社をGoogleに売るってことを3人の対談で何度も言ってるけど、ひろゆきにはバッサリと切られてるあたり、やっぱりちょっと年代が上のひとが無理してるって感じもある。MBAを取ろうと今もUWでがんばってることについては古川さんや梅田さんにも「時間の無駄」とかつっこまれてるのもちょっと笑える。根はギークで純粋かつ不器用そうなひとという印象だ。でももちろんMS株でがっぽり稼いだうちのひとりだろうけど。

Amazon:『おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 』

笑ってしまったけど、わたしは中島さんに励まされて、いい歳だったけど留学を決めたことを思い出した。そしてそれは実際におもしろかったし、いままで自分のためにしたことでは一番まともなことだったと思っている。