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『若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来』

はじめにあるように、この本の目的は若者に「閉塞感の正体」を指し示すことだそうで、その閉塞感を取り除いて新しい道を指し示すことはできていない。閉塞感の正体は年功序列制度の残渣処理が終わってなくて、その負担を若者(たぶんunder 35くらい)がやっていかなくちゃいけないってことなんだろう。昭和的価値観ってことばが何回も出てくるけど、氷河期就職組のわたしにもこの価値観を完全に捨てきれない側面もあり悩ましく思う。これがいわゆる76世代とかだと違うのかしら。いままでの転職も留学も後悔することはないけど「組織から与えられる役割」を期待してのことであったのは否定できない。いまはこれがやりたい、という動機があるけど、雰囲気とかに目移りしてるのも事実だ。もうちっと煮詰めるべきだろうか。

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