exlibris

Whatever you do, Whatever you say, Yeah I know it's alright

How Google Works 私たちの働き方とマネジメント

すべての会議にオーナーが必要。

  • 会議には単一の意思決定者、すなわちオーナーを億
  • 意思決定者は自ら動く
  • 会議の目的が意思決定でない場合も(たとえば情報共有やブレインストーミング)、必ずオーナーを決める
  • 会議は政府機関ではない。簡単に廃止できるようにする。
  • 会議は運営しやすい規模にー8人以下が妥当オブザーバーがいるなら情報共有のプロセスを作る
  • 会議に出ることが重要な人間の証ではない。
  • 時間管理は重要。
  • 会議に出るなら、まじめに出よう。

コミュニケーション

シチュエーション別のルールブックをつくる。

 

一対一の面談ーリストを持ち寄る

1.職務に対するパフォーマンス

  • 売上数値など
  • プロダクトの発売、あるいはプロダクトのマイルストーンなど
  • 顧客からのフィードバック、プロダクトの品質など
  • 予算数値など

2.ほかの部署との関係(組織の一体感・一貫性を保つのに不可欠)

  • プロダクトとエンジニアリング
  • マーケティングとプロダクト
  • セールスとエンジニアリング

3.マネジメント・リーダーシップ

  • 部下の指導・コーチングをしているか?
  • 質の低い社員を選り分けているか?
  • 採用に真剣に取り組んでいるか?
  • 部下たちを英雄的行動に駆り立てているか?

4.イノベーション(ベストプラクティス)

  • 常に前進しているか。どうすれば常に向上できるか考えているか?
  • 新しい技術、プロダクト、仕事の方法を常に評価しているか?
  • 自分と業界・世界のトップ企業を比較しているか?

パートナー企業 - 外交官の流儀にならえ

  • パートナーシップを成功させる重要な第一歩は、違いを認めそれを受け入れること。
  • 善悪の判断を控える
  • 双方の利益のために活動する専門の担当者を置くべき

『レジリエンス 復活力--あらゆるシステムの破綻と回復を分けるものは何か』

瞑想とかマインドフルネスといったキーワードからレジリエンスについて知りたくなったのだと思う。

システムの脆弱性を増幅するのは複雑さ、集中度、同質性であり、レジリエンスを高めるのは適正な単純さ、局所性、多様性である。
「社会的証明」つまり、ひとはどんな種類の報奨よりも、周囲の人々の行動に影響されるという概念だ。(中略)レジリエンスが発揮される環境を整えるには、システムをモジュール化し、ネットワークを構成し、オープンで汎用性の高いプロトコルで連携すること。分散された構成要素に人工知能を吹き込むこと。人々に正しい情報と動機を与えること。このようなシステムは自己と周囲の状況を完治し、混乱を予測し、動的に活動規模を調整し、必要に応じて局所的な活動に移行したり、異常箇所を文理できるようになる
社会心理学者が「ハーディネス(強靭さ)」と呼ぶ性質であり、大まかに言って三つの信念が土台となっている。(一)人生に有意義な目的を見出せるという信念(二)自分が周囲の状況や出来事に貢献できるという信念(三)経験はよかれ悪しかれ学習と成長につながるという信念。こうしたことをふまえると、信仰心の厚い人々にも比較的高いレジリエンスが備わっているという研究報告は何ら矛盾を生じない
瞑想訓練を終えた被験者は、対照群と比較して、マインドフルネス(経験を思考の動きにとらわれることなく観察できるようになること)の感覚、人生の目的意識(人生を意義深く価値あるものと考え、長期的な価値基準をもつこと)、認知的制御力(自分の人生と周囲に対する任地を制御する力)が大幅に高まり、神経的傾向(否定的感情)が定価した
人間には生まれながらのリスク許容度が染み付いていて、ある領域でリスクが軽減すると、意識的であろうとなかろうと、自分が快適と感じるリスク温度に戻るまで、ほかの領域でリスクを引き上げるというのだ
確証バイアスとは、情報の信憑性を確認することなく、自分の思い込みや偏見、仮説などを裏付ける情報を選択的に受け入れる人間の性質をさしている。(中略)確証バイアスは、自分が賛同できないメッセージを遠ざける原因になるだけでなく、遠ざけることのできないメッセージの解釈を歪曲する原因にもなっている

パラオの通訳型リーダーとレッドチーム大学のエピソードと、レジリエンスが発揮されなかった例としてのリーマン救済のための金融トップたちの会議の話がとても印象的だった。 情報は透明に提供され、効率や最適化を最優先させるのではなく、長期的視野にたった対話によって安定化を図る、そのための努力を惜しんではいけないと学んだ。

『レジリエンス 復活力--あらゆるシステムの破綻と回復を分けるものは何か』

『親の家を片づける 実践ハンドブック』

父の家はわたしの家と似ていて、なにもない。母の家はわたしの家とは大違いで、片付いていない。 けど二人ともさいわい元気なので今片付けを手伝うのは、なんだかきっかけもない。 親が読むこの手の本が出版されることを期待したい。

『親の家を片づける 実践ハンドブック』

『文化系女子という生き方~「ポスト恋愛時代宣言」!』

女性は男性とは違って、同性にも異性にも感情移入して物語を楽しむ訓練をしてきている、ってところはなるほどな、と思った。役割を変えるおままごとのロールプレイングがそれなんだろう。 理科系という対立軸ならわたしは文科系だろうけど、体育会系という軸なら違うと思っていたけど、この本を読みながらわたしはやっぱり文科系じゃないと思った。教養ないし。

『文化系女子という生き方~「ポスト恋愛時代宣言」!』

『ジェフ・ベゾス 果てなき野望』

スティーブ・ジョブズみたいに亡くなったひとの話でもないので、それほどドラマチックではなく、いろんなサービス立ち上げのときのエピソードが淡々と書かれているのがすごく気に入ってしまった。それだけに、息子がこんな人物だと知らずにいた実父のエピソードが際立って素敵でもあった。

アマゾン社内では、いま、スティーブ・ジョブズビル・ゲイツ、ラリー・エリソンなどと同じようにベゾスも共感の能力が一部かけていて、だから貢献度を考慮することなく消耗品のように社員を扱えるのではないかと言われている。
合意形成を求める自然な感情、「社会的結束」をベゾスはとても嫌っている。だから数字と情熱を武器に議論を戦い抜くことを部下に求め、アマゾンのリーダーシップ14ヶ条にもそう明記している。
気骨を持てー反論し、コミットしろ リーダーには、賛同できないとき、まっとうなやり方で決定に異を唱えることが求められる。そうするのは気が進まない場合や大変だと思われる場合も、である。リーダーは、信念をもってねばり強く行動しなければならない。社会的結束を優先して妥協するなどもってのほかだ。そして、リーダーたる者、最終決定が下されたら、それに全力でコミットしなければならない。

ITの偉人たちと自分をならべるのはおこがましいが、自分の共感力の弱さについてはもう諦めかけてる。社畜ぽいけど、気が進まない場合でも信念を持って、ってところは重要だよな。

最後に出てる愛読書リストも素敵だ。とくにカズオ・イシグロの『日の名残り』、わたしもあの本は大好き。 日本語に翻訳されてないこの二冊が気になる。

『Creation: Life and how to make It』
『Data-Driven Marketing; The 15 Metrics Everyone in Marketing Should know』

『ジェフ・ベゾス 果てなき野望』

『アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために』

仮上司からmid year reviewで、コミニュケーションについて指摘があり手っ取り早く流行ってる本を読んでみたけど、これ読む限りあたしのコミニュケーションには問題はないように思った。シンガポールボスにもコメントを求めたらしいのだけど、she is direct, but i don't mind ってことだったみたいだし。 会社の仲間には言いにくいことだけど、みんなの意見を吸い上げて妥協点を見つけていくのがリーダーの仕事みたいに思ってるひとはたくさんいるけど、数字出してなるべくシンプルな方法を選択していくことのほうが重要だと思うのだけどな。 自己受容、他者信頼、他者貢献ってのがキーワードみたいだけど、あたしは自己受容しすぎなのかもしれない。そして基本的に誰でも信頼するから嘘つかれるとかなり驚く。あとは他者貢献、これをしばらくは頭のなかのわかりやすいところに張り付けておきたい。


『アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために』

『年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学』

  • 高技能労働者と低技能労働者は補完的な関係にあり、高技能の働き手が増えると低技能の生産性も上がる。教育レベルの高い同僚と働くと高い技能を持たないひとの生産性も向上する。
  • 教育レベルの高い働き手がいると、企業は新しい高度なテクノロジーを導入しやすくなる。
  • 都市の人的資本のレベルが全般的に高まると「人的資本の外部性」が生まれる。人的交流がさかんになると知識の伝播が促進される。知識の伝播は経済成長を牽引する重要なエンジンとなる。
  • 日本では法的、文化的、言語的障壁により外国からの人的資本の流入が妨げられてきた。その結果、いくつかのハイテク産業でトップの座から滑り落ちてしまった。
  • 経済のグローバル化が進むと同時に、ローカル化も進んでいる。インターネットが普及しても、才能あるひとが直接触れ合うことによってイノベーションが起きるという傾向は、大きく変わっていない。

日本でも地域格差や地方の自治体消滅なんて問題があるけど、なんかヒントがこの本にある気がする。もっと小さいレベルで会社ひとつとっても同じなんだろうと思う。

『年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学』