exlibris

Whatever you do, Whatever you say, Yeah I know it's alright

『ぼくがジョブズに教えたこと――「才能」が集まる会社をつくる51条』

似たような本ばかり読んでいる気がしますが図書館でずっと予約待ちだったのがようやく回ってきたりしてるだけなんです。既に知ってるエピソード満載だったのだけど、もしかしたら先週読んだ『君に友だちはいらない』にもアタリの話が載っていたのだったっけ?ジョブズに教えたこと、というのはジョブズが質問してきたり要求してきたりしたことの答えみたいで、それによって著者が学んだということなんだろうか。
『ぼくがジョブズに教えたこと――「才能」が集まる会社をつくる51条』

『君に友だちはいらない』

友だちの話をしてるわけではなく、チームアプローチの話をしているビジネス書らしいけど、自分で仲間を集めて起業するならともかく、普通に会社にいたら上司も同僚も選べないわけで、そのなかで自分がどう振る舞うかについては考えさせられるものの、合理的なひとばかりの集団の性能や実績が必ずしもよいとは限らないのではないか、と社会人20年くらいになると思ったりしました。わたしは非合理的なことについて仕事では文句ばかり言ってるけど、ほかのひとはその非合理こそが仕事だと思っているようなふしがあります。7人の侍は見たことないので見ようと思います
『君に友だちはいらない』

『共感する女脳、システム化する男脳』

いろいろ衝撃的だった。文化的社会的性差以外に、生物学的に性差があるなんて。
巻末にあるEQSQテストでは、わたしは共感力がかなり低めでシステム化力は日本人男性の平均のちょい上くらいだった。小さな子供だったころ、友達と人形遊びをしていても、どちらかというと建築家やインテリアデザイナーのように箱を作り上げることが好きで、そのあとのロールプレイにはあまり関心がなかった記憶もある。中学生くらいになると、父からは数学や物理を勉強しろと、から母親にはひとにもっとやさしくしなさいと言われ続けていた。しかし数学はできないまま文系卒だし(でもなんとかシステム化することを仕事にしてる)、でも男脳に強くあらわれるといわれる組織をコントロールすることにはまったく関心がない。そして子供のころから物語を読むのが好きなのに、無駄なおしゃべりが苦手で、誰とでも軽口を叩いてコミュニケーションするひとたちにあたふたしてしまう。
人差し指より薬指が長いひとはいわゆるシステム脳だ、なんて血液型占いくらい信憑性のない話だと思っていたら胎児のときのホルモンの浴び方で指の長さに傾向があって男性は薬指のほうが長いらしい。と思って自分の手をみるとやっぱり薬指が長い。っていうか、人差し指のほうが長いひとなんているの?って思ったくらいだ。
システム化が極端に強く出る傾向にあるひと(自閉症アスペルガーがそうらしい)でも社会性は要求されるのに対し、共感力が極めて高くシステム化力が低いひとというのは社会的に生きにくいことは少ないので病例としてないという。しかもこのS(システム化力)とE(共感力)はゼロサム傾向にあるらしい。
どおりでいろいろ生きにくいわけだな、と思う。そしてセクシャルマイノリティのひとに強いシンパシーを覚える。こんな自分だから偏見は少ないほうだと思っていたけど、システム化傾向が強くでると他人のことを受け入れないというのも極端な男脳の傾向らしいので気をつけていかなければならない。
なぜこの本を読んだかというと、勉強会でディスカッションをリードする役を引き受けたためです。「男脳と女脳」という議題でシステム屋ばかりで話し合います。緊張するけどちょっと楽しみではある。
『共感する女脳、システム化する男脳』

『ルールを変える思考法』

ちょうどこの本を読んでいるときに、著者の川上量生氏が会長をつとめるドワンゴKADOKAWAと経営統合が発表された。新会社名は「KADOKAWA・DWANGO」。で新会社会長にはかわんご氏が就任するらしい。プラットフォーム会社とコンテンツ会社の幸せな結婚なのかもしれないけど、カドカワの本なんて全然読んでないな、と思ってたらなんとこの本が角川EPUB選書という。角川EPUB選書、generation Xぽく、注釈が同じページの下にあるのがすごくいい。紙の質も軽くて開きやすくてとてもいい。 ..ってこれコンテンツもプラットフォームも関係ないじゃん。
『ルールを変える思考法』

『「若作りうつ」社会 』

実際の年齢より上には見られたことないのは自慢でもなんでもなくダメだしされてると自覚して早十年の41歳の春(バカボンのパパと同じ歳)。アンチエイジングに精を出す美魔女という方向性ではないけど、毎週2回ヨガやって3回水泳やってるなんていえば、若さに執着してると認定されても仕方ないだろう。元サブカルチャー好きな郊外育ち、いまは片隅だけどいちおう都内住みだし、自分探しすぎて毒女だし、成熟もしてなければ落ち着いた居場所もない、そりゃ若作り認定だわ、と反省はするけどどこにもロールモデルはいないし。後半の章で書かれているとおり、Jrである我々よりも親たち団塊世代がそもそも「若作りうつ」なんじゃないかと思う次第であります。

『「若作りうつ」社会 』

『脇阪克二のデザイン ―マリメッコ、SOU・SOU、妻へ宛てた一万枚のアイデア』

マリメッコが脇坂さんに与えたインパクトの大きさはいまのSOUSOU見てればなんとなくわかるのだけど、ラーセンの仕事を写真じゃなくて実物をもっと見てみたいと思った。

『脇阪克二のデザイン ―マリメッコ、SOU・SOU、妻へ宛てた一万枚のアイデア』